アフリカ18日目〜マラウイ編②〜
マラウイは日が沈むのがはやい。
18時前にはもう真っ暗だ。
南半球だから、もうすぐ冬になる。まあ、気温的には全く冬ではないのだが。日も短くなって当然だ。
昨日のJICAの隊員いわく、日が暮れるとマラウイは途端に治安が悪くなるらしい。
いま、マラウイは選挙が近く、ちょくちょくトラックの荷台に10人以上が乗りつつワーワーと叫びながら通りを走っている。あれは政党の一種の応援(?)らしく、そして各政党にはカラーがあるらしい。赤、青などといったような。そして、縄張り(と書くとこわくも感じるが)が各政党にはあるようで、例えば青色のチームカラーの縄張りに赤い服を着ていくと、「別政党を応援しているやつか?」と目をつけられてしまう可能性もあるらしい。そうした、無知な観光客ならではの犯しそうなミスを先に聞けたのはありがたい。幸い、白とか黒の服しかなかったのでよかった。というか、外を出ればこんなのは杞憂で、全く気にならなかったというのが結果である。
まあ、ただ、日が暮れると結構こわい。政党ごとのカラーで集団をつくる、ということも含めて、地域ごとになわばりのようなものがあるのなら夜は結構危ない気もする。
現地人からすれば「おいおい何の用だ」みたいな感じになるのはわからなくもない。無用な夜の外出はできるだけ控えた方がよい、というのは、夜が現地の人々にとってもより”プライベート“な時間になるからで、そこに観光客がずけずけ入ってくれば嫌悪感を抱く人もいる。もちろんウェルカムもしてくれるだろうが、神経を逆なでしてしまうこともあるだろうから気をつけた方がよいということだろう。
さて、今後の予定だが、友人がガッツリと決めてくれた。5月末までは一緒に行動して、そのあとについてはしばらく別で行動、7月に再びタンザニアに合流して、最後のビッグイベントに”あの山“にチャレンジする、、、という算段だ。本当にありがたく思う。
ひとまず、もうしばらくマラウイで過ごしたあと、モザンビークに行こうと思う。
この1週間も移動の連続になりそうだが、なんだかそれでも面白いと思えるようになってきた。(もちろん、そのぶん疲れもする笑)
というのも、マラウイはリロングウェが居心地がよくてゆっくりできている反面、どこか自分の心の中に「そわそわした感覚」があることも認められたのである。なんかこう、ミニバスにぎゅうぎゅうに乗る感じとか、とてつもなく汚いトイレとか、別にそういうのを積極的に欲しているわけではないのだが、いま滞在しているホテルではそのような苦労がない。うれしいのだが、なんというか、こう、、、という感じである。まあ、「移動することが旅」でもあると考えると、2人で行動しているときにあまり長く同じ場所にいすぎてもそれはそれで循環がなくなってしまってむずがゆい感じになる。
だからこそ、ぼくは移動を欲しているのかもしれない。
少しずつ荷物も減ってきた。
ポカリの粉末はなくなった。
持ってきた靴下などを徐々に捨てて、代わりにサンダルを買うなどして調整している。
荷物が軽いことはいいことだ。今回で、旅行時の荷物については友人の教えもあってかなりの経験値を得られている。数泊の旅行ならば、手ぶらでいけるかもしれない。
アフリカから帰ってきたあと、5日ほど台湾に行くので、そこがお手並み拝見の場所といったところだ。
ところで、マラウイではTOYOTAとHINOがMALAWI’S MOST TRUSTED VEHICLESらしい。
すごいじゃないか!とんでもない大評価である。
そして、見るからにエンジョイできそうなEnjoyジュース。1リットル。約600マラウイ・クワチャだ。スーパー「SPAR」という店で買った。1マラウイ・クワチャはだいたい0.15円なので、このジュースはだいたい90円相当だ。業務用スーパーで買うジュースくらいだろうか。安いね。そしてふつうにうまい。文字通りエンジョイできている。
おそらくリロングウェでの夜も今日が最後だ。残念ながら夜は出歩けないが、ホテルの雰囲気はよい。
KOREAN GARDEN LODGEという、韓国人がおそらく出資したんだろうなというホテル。よい感じだ。ちなみにプールには誰も入っていない。
夜ご飯もいい感じなので、昨日は長旅の疲れもあり夜は食べなかったのだが、今日は食べようと思う。
明日はさらなるバカンスどころ、ケープマクレアに行こうと思う。なんでも、アフリカでも有数のでかい湖、マラウイ湖をめっちゃ眺められるところらしい。
ちなみにいまちょうど、プレミアリーグ最終節がリロングウェでやっている。
しかも、ロッジ内にテレビが2台あり、外国人含めぼくも夢中だ。