ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ24日目〜モザンビーク編④〜

モザンビーク島は観光地オブ観光地、そして主にポルトガル人にとってのハワイ的な場所なのかもしれない。

 


昨晩、ホテルにいた現地のにいちゃんにボートトリップに誘われた。たぶんツアーのにいちゃんだ。一緒に来たバックパッカーらを含めて「明日船で島に行ってシュノーケリングなどをしないか」という感じで。

行ったら楽しいことは確実だが、ぼくはたぶん船に弱い。酔うだろう。友人も、それよりは街中の散策や魚介に興味を持っていたようだったので、今回はパスした。(まあ、今回がないとなると、次回は可能性的にほぼあり得ないが笑)

 


その後もやることは特になく、シャワーを浴びたり、ロビーでWi-Fiにかじりついたり、昼飯にふらりと外出したり、それくらいだ。街並みは午前中にある程度観光した。(本当にだらだらしている!)

 

ランドリーサービスが返ってきた(厳密にはぼくがたずねて袋を持ってきてくれた)が、おそらくズボンとパンツと靴下が洗われていない。においがそのままというか、Tシャツは明らかに洗われたあとのパリッとした感じがある反面、ズボンなどは何も手を加えていない状態のヘナっとした感じのままだ。

まあ、しょうがない。

 


アフリカのどこかでコインランドリーでもあれば、それを使えればよさそうだ。

南アフリカにならあるだろうか。

 


と思ったが、15時時点でまだ陽も出ており、暮れるまでちょうど2時間ほどあったので思い切ってゴシゴシ洗うことに。干す場所がありがたいことに屋上にあったので、しっかり干せている。明日には乾くだろう。

 


かくして、モザンビーク島での時間も終わりを迎えつつある。

少しばかりモザンビーク島の雰囲気を写真で。

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彼はヴァスコ・ダ・ガマ

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10分ほど歩くと波打ち際にたどり着く。

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歩ききって、くるりと振り向いた先の景色。

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色とりどりの石造りの建物が時代錯誤へと誘う。

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子どもらはサッカーをする。彼らは「モザンビーク島出身です」と言えるわけだ。なんかかっこいい。

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同じく、モザンビーク島出身の犬。

少しついてきたが、すぐに離れていった。

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スタンリー・キューブリックよろしく、一点透視図法である。シャイニングをまた見たい。でも見たくない。怖いから。

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たしかこれはサン・セバスティアン要塞。強そうだ。大砲もちゃんと残っている。

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石垣は15メートルくらいあり、圧迫感がすごかった。「登れるもんなら登ってみろ」という感じで。

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普通の光景。タイヤチューブがおもちゃになるようだ。レゴよりもずっと独創性がある。

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西洋の残り香が漂う中、モザンビークのにいちゃんたちが現代的なバイク音をブロロロと鳴り響かせながら客や友人を運ぶ。ここはアフリカなのだと再認識させられる。

このコントラスト、なかなか味わえないのは確かだ。

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夜はかなり暗い。ほとんど真っ暗だ。海沿いに行かずとも、星はすぐに見られる。

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昼飯は、何をするでもなくただ光景を見て待つのみ。この時間は退屈でも大切でもある。

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時間の経過が、この壊れかけの建物に価値を生み出した。このような建物があちこちにある。

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船も多い。「船のれよ(ビジネス)」と誘うにいちゃんも多い。

 

モザンビーク島はこんな感じだ。数kmの島なので、1日でたぶん周りきれる大きさ。でも、暑いからそんなにゴリゴリに観光しなくても、ゆっくりだらだらしているだけで十分でもある。

 

 

 

 

 

さあ、明日はまたナンプラに向けて移動だ。

またあの100メティカルの野菜チャーハンを食べたい。中国人オーナーがいるフードコートで、ほかの中国人スタッフやその子どもなどもいてたいへんアットホームな場所だった。アンゴラから来たという陽気な青年スタッフもいて、好感度は高かった。きっと行くと思う。

 

 

 

このモザンビーク編が終わると、いよいよ南部3カ国(エスワティニ、南アフリカレソト)に入る。この3カ国であとの10日ほどを過ごすことになるはずだ。6月からは、さらに1日の過ぎるスピードがはやくなるはずだ。