アフリカ32日目〜南アフリカ編③〜
昨日、南ア駐在の日本人の方に教えてもらったことがあった。
「モンテカジノにWi-Fiがあるよ」
これを聞いたぼくは、まず、いの一番にモンテカジノへ向かった。
そしてiPhoneの設定画面からWi-Fiのページへ飛ぶと、、、あった。
こんなアミューズメント施設でWi-Fiにつながったら最高じゃないか!
と思っていたぼくは、あらかじめ、持ってきていた一冊の本をボディバッグに忍ばせ、モンテカジノ内のカフェでずっと読んだろうという画策をしていた。
すると、直後に昨日の方から連絡がきた。
なんと、お昼に誘ってくれたのである。
さっきまで考えていた読書の予定は、思ったより自分への拘束力がなかったようで、あっさりと方針が変わった。
昼前、彼と合流すると、お、子どもも一緒である。どうやら今日は賑やかになりそうだ。
さて、行ったのは韓国料理屋。
普通に日本での期間を考えても、久しぶりである。
豚肉が脂のかたまりって感じだったがあれはあれでやっぱりうまい。
キムチを食べられたのも新鮮だった。
食べ終わったあとは、昨日の晩にも話がちょろっと出ていた「アパルトヘイト博物館」へ連れて行ってくれることになった。
道中で見つけたのは、2010年のFIFAワールドカップの決勝戦が行われたFNBスタジアム。でかかった。
そしてアパルトヘイト博物館に到着!
中は都合上撮られなかったが、当時の設備とか銃や看板などの現物が残されていて、言うまでもなくリアルな感覚になった。
というか、白人と黒人の衝突などが歴史的に展示されているが、そういった映像はカラーのものばかり。つい20年前くらいの出来事であることを改めて思い知らされる。つい最近である。全然「歴史」で片付けられるものではなく、今なお続く「問題」であると思った。
ありていな感想だが、これがきっかけでアパルトヘイトについて調べてみようと思えたことは大きい。
そしてその後は、ついに、、、
ターフフォンテン競馬場へ!
子どももいて、治安的なイメージもあることから、彼らは博物館で待ってくれ、競馬場にはぼくだけで行くことに。
コースにパドックが併設されていたのが新鮮で、函館競馬場のようなコンパクトさを感じられた。子どもが多い。要は家族が多い。やはり南アフリカ人も最後の直線ではワーワーとなる。
何より南アフリカの競馬場に行けたことが嬉しい。
都合上、滞在時間は短かったので、賭けてはいない。
ケープタウンにもケニルワース競馬場というところがあるので、そっちにも行きたい。行ったら次は賭けよう。
おととい、きのうとぼくのわがままにありがたくも付き合ってくれた日本人の方ともお別れだ。これまたありがたくホテルまで連れて行ってくれ、そこで別れた。
ホテルに戻った後は、おっさんが再びラグビーを見ていた。
ふと、日本でワールドカップの話に。
なんでも日本に行くらしい。
唐突に、ぼくによる彼へのツアーメイキングがはじまった。
少し休憩してから再びモンテカジノにでも行こうかと思っていたのだが、2時間ほど話して、そのまま一緒にモンテカジノに行くことに。じいさんだが身体はでかい。夜は2人でいたほうがセーフだ、なんて言っていたが、それはその通りだ。
結局、一緒に、おすすめしてくれたインディアンレストランいぇ行ってカレーを食べた。
美味かったのはたしかだ。
だが、なぜかぼくが夜ご飯代を全額払うことになったのはあまり解せない話ではある。
代わりとして、彼が日本に来る際に南アフリカのジャージやニット帽などをもらうことを約束した。
というのも、南アフリカの1戦目が日産スタジアムでぼくの家から近く、しかも相手があのニュージーランド。オールブラックスである。
まあ、南アフリカ人もニュージーランド人も行くしかないわけである。
ぼくも友達を連れて行きたいと思うが、調べたらもうチケットは全て完売状態。そりゃそうだ。
しかも高い。とてもじゃない手が出せない値段だ。
うーむ、すでにぼくは彼に奢ってしまっているが、さあどうなるか。(笑)
そんな感じで今日も楽しく過ごせた。
実は16日前、アフリカ16日目のときに、1日目から生やしていたヒゲを剃った。その時思ったのが、「もう16日経った時にまた剃るかぁ」ということ。まあその前にもすでに何度か剃ったのだが、もう16日経ち、32日目まで来てしまったわけである。はやいものだ。
明日こそはモンテカジノでゆっくりして、夜には友人も合流する予定だ。
ゆっくりしよう。