アフリカ62日目〜タンザニア編⑥〜
これまでずっと8人部屋のドミトリーを自分ひとりだけで使っていたのだが、昨晩ようやく旅行者がやってきた。カナダにほどちかいアメリカのどこかからやってきた女性だ。
そして今朝、起きたら2人増えていた。カップルだった。久しぶりに、寝ぼけているのかと思ったが、たしかに実体としてそのカップルはぼくの目の前で寝ていた。
と思えば、少し朝を過ぎたらもういなくなっていた。あれは幻覚だったのかもしれない。(彼らがホテルから出ていくところはちゃんと見ていたので、もちろん幻覚のはずはない)
今日もお昼から日本人と一緒に昼飯を食べることに。しかも、タンザニアで協力隊をやっている女性も加わって3名で行くことに。
行ったのはガチのローカル食堂。
このジュース、アボカドとマンゴーとパッションフルーツを混ぜたものだ。重量感のあるジュースで、めちゃくちゃうまい。これが1000シリング。50円くらいだ。
そのあとは、カレー風味の魚とご飯を。これもめちゃくちゃうまい。ローカル食堂ならではの、予想を超えるうまさ。めっちゃうまい。これで4000シリング。全部で250円くらいだ。
めしを狙うねこもいた。
昼飯のあとは、そろそろ定番になりつつあるユニオンカフェでコーヒー。
今日はカフェラテにした。いやぁ、うまい。これが4000シリング。
そして、なぜかわからないがアルジェリア人らと写真を撮った。
彼らの他にも何人もめちゃくちゃ人相の悪い感じの、よく言えばカッコよくて男くさくて映画に出てくるような雰囲気を醸し出す男らがカフェ付近に群がっていた。半袖のスーツにタバコというスーパーおしゃれな感じのちょいワルオヤジや白い口ひげをたくわえた、大きめのメガネのスーツ老人などが一堂に会してミーティングをしていた光景は、頭から焼きついて離れない。
そこでまた3時間ほど過ごしたが、今日はじめてモシにて雨を確認。
コーヒー屋を出てからは、今はもう使われていないモシ駅へ。
犬もじゃれるほどのんびりしたところだ。
ぼくだ。
いぬだ。
いぬだ。
ヤギだ。双子妊娠だ。
モシはのほほんとしていてよい。
まあ、物売りとかそういうのもいるアフリカであることは大前提だ。
モシ駅でを少し歩いたあとは、道ばたで500シリングで売っている「ウジ」という栄養ドリンク的なやつを飲んだ。
穀物の粉をココナッツとかと混ぜてトロトロにした栄養価の高そうな温かい飲み物。結構腹にたまった。
最後に、協力隊と日本人が携帯の通信量を追加しておきたいということでストリートの露店へ。ただ、ここでも問題は起き、協力隊の方の通信量追加は難なくいったのだが、もうひとりの日本人の方の通信量追加の際に、間違えて「WhatsAppとInstagramだけ使えるやつ」を買っちゃったらしいのだ。字面で見ると結構面白いが、そういうミスも起きるのがアフリカである。
とはいえWhatsAppは海外じゃ普通に使われているので、さほど困るわけでもない代物だったのが幸いだ。
時間は20時ごろ。はやいものである。
で、彼らとはまた明日、うまい朝飯を食べる約束をして別れた。
部屋に戻ると、今朝カップルが寝ていたベッドに新たな男性が。昨日の夜に来たアメリカ人の女性と話していた。彼もアメリカ人とのことだ。アメリカ人同士の英語はやっぱりめちゃはやい。まあ、頑張ってついていきつつ、適度に聞き流しつつ、23時近くまで話した。
最後に、歯磨きをしていたらドイツ人男性に話しかけられ歯磨き後に少し話した。中国人パートナーがいた。8ヶ月もアフリカにおり、結果として9ヶ月いるらしい。そのあとはヨーロッパに行くらしく、旅人だった。あと、タンザニアはナイスなところだが、ただひとつだけ、「キリマンジャロ関係の税(入山料とか宿泊料とか)がかかりすぎる」とタンザニア人にめちゃめちゃ言っていた。まあ、確かにそうである。
記事を書く暇がないほど人との会話に充実した1日だった。
おかげで、ベッドに入ってから書き始めたが気づけば朝になってしまった。
今は朝7時30分である。
これから朝飯を食べに、日本人と協力隊が泊まるホテルにお出かけだ。