ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカまであと6日〜何かが迫り来る感覚〜

下書きまではしていたものの、久しぶりに会った人と地元でご飯を共にしていたら、あっという間に夜が来てしまっていた。

区界まで一緒に歩いて帰り、他愛もない話をして、別れた。

ひとり、来た道―それも、今はもうルートにしていない、昔使っていた道―を帰る。どこか僕の心をくすぐったように思えた。

何かを考えてふと気づけば、いつもの帰り道、そして家に着いていた。

 

ところで、人間には“第六感”というものがある。

英語で言えば“シックスセンス”だ。

第六感は、どうやら心の働きを指すらしい。

直感とか、霊感とか、インスピレーションとか、勘とか。

最近ではどこかの大学が「ヒトには磁気を感じる能力がある」として、第六感を形而下におきつつある。

しかも、その第六感(磁気感知能力とでも言おうか)、もともとヒトはしっかり持っていたらしいが、退化して、“第六感”と言われるほどの形而上学的な観念に落ち着いたらしい。ということは、ずっと昔のヒトは第六感なんてなく、磁気を感知するひとつの感覚(磁覚?)を持っており、なにか起きそうな時に素早く行動できたと言うことなのだろうか。

いずれにせよ、他の動物ももつ(らしい)磁覚をヒトは持っていない、あるいはほんの少ししか有していないらしい。

こちとら磁覚どころか、そんな磁覚を持っているという自覚すら持っていない。。。

 

まあ、それは置いといて、最近は、もう気持ちを揺さぶられることばかりである。

そして、ようやく、1日に何度か「自分はもうアフリカにいくんだ」と、ドキッとするようになった。こんなカウントダウンを始めたから、でもあるだろう。

 

明日は今やっているインターンシップと塾の(一応)最後の出勤日である。

 

明日が終われば、土曜日に髪を切り、人生初のパーマを当て、渋谷あたりに後輩らと繰り出し、夜行バスで大阪に向かい、23日まで大阪に滞在し、そしてアフリカである。

 

ノンストップだ。

 

とっても冷静になれば、ただ3か月間旅行に行くだけだ。

それを、これだけエモーショナルになれるのは、今の僕の境遇があってこそなのかもしれない。魂の赴くままに、1日を過ごそう。

 

ビザを取らなければ。