ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ10日目〜エチオピア編⑩〜

すでに11日目に入っていますが、眠くて更新し忘れたので昨日のぶんを。

 

ついに10日目を迎えた。

しかし、世間は日常だ。ましてやここはエチオピア。誰もぼくがここに来て10日経つとは知らない。

友人が戻ってくるのは今日だが、観光地で出会った中国人とイギリス人と過ごしているらしく、遅くなるらしい。

ぼくも滞在先のホテルで出会ったオーストラリア人とフランス人と一緒に過ごしているので、同じようなものだ。

 


にしても、今日は昼が暑かった。ほとんど昼過ぎまで何もしていなかったが、ちょこちょこ外に出て太陽を感じたら、夏のそれを感じた。

しかし、さすがエチオピア、日暮れの時間帯にもなると嘘のように涼しく、過ごしやすくなる。

ホテルの出入口にあるソファは日陰。ここで過ごしていると凄まじい心地よさに襲われる。まるで初めて来たアフリカの初めての国とは思えないくらい過ごしやすい。

 

 

 

フランス人はあすの朝、フランスに帰るらしい。なんでも3ヶ月ほどエチオピアにいたらしい。その前はスペインやポルトガルを旅していたとのこと。かなり久しぶりの帰国なわけだ。

オーストラリア人もビザの都合でもうしばらくエチオピアにいるらしい。

ぼくもじきにエチオピアを出る。

 


19時に友人が戻ってきた。久々の再会だ。

フランス人は22時にホテルを出た。皆で見送った。彼は1時の飛行機でドーハに向かい、そこを経由してフランスに帰るらしい。

 


今は0時。もう5日を迎えた。

ずっとオーストラリア人と話していた。友人は酒を飲み、寝ていた。

明日はソマリランド大使館に行けるかどうか試す。

行けてUSドルを渡せれば、とりあえず出国前の準備はととのう。

あとはどう出国をするかだけの話だ。

最短で月曜日にはエチオピアを出るだろう。

ただ、どうなることか。

 

 

 

今日もオーストラリア人と(先ほど出ていった)フランス人とで近くの飯がでる店、ジュースがでる店に出かけた。

 

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ウォーターメロンジュース。種多し。うまい。25ブル。

 

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パスタwithベジタブル&ツナ(どこにツナがあったのか)。70ブル。すげー多い。帰省時の祖母が出す昼くらいパスタが出てきた。そしてとてもオイリーでした。すこし腹痛促進剤でした。

ちなみに、このあともういちどジュース屋に行って、ぼくも「マンゴー」と言ったのだがなぜかグァバジュースが出てきたので飲んだ。

グァバジュースだけスムージーみたいな感じでめちゃくちゃ重かったが、おそらく一生分のグァバ成分をアディスアベバで摂取したように思う。おかげでオイリーパスタとプラマイゼロみたいな感じになった。(実際はそうではない)

 

 

帰宅後、しばらくして友人が戻ってきて、そのあと、友人を含めてホテルの隣にあるレストランでピザを食べた。

なんだかとても充実していたように思う。というか、充実していた。

 

 

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日没の迫る中、涼しいホテルのテラスで、見知った顔の人々と何を語り合うでもなくただコーヒーを飲む食後。何かも話していた。なんという満ち足りた時間だろう!幸せだと思った。


明日は2リットルの水を買おう。

ポカリの粉を消費したくなってきた。重い荷物はたくさんである。

そして、(たぶんフランス人がテントを持っていたからだろうが)自分の中で自転車旅の興味が一瞬、にわかに、しかし急浮上した。

調べたところ、パナソニックランドナーというツーリングサイクルをつくっているらしく、ちょっと楽しそうだな、なんて思った。

 


旅先で出会い、夜を共にし、サラリと別れる。そして機会があれば再び集まる。違う国で。

なんというエモさだろう。なんだか旅の醍醐味を感じているようだ。店を出る際、スタッフとバチンと手を合わせて肩をくっつけあう。そして空いた手で背中を少したたく。ラッパーのあいさつのような、あの感じ。

あれが出来るのがエモいように、そんなかたちの離合集散も、再び、旅に対する活力を生み出してくれるのだと思う。

 

 

さあ、明日(今日)は一発やることがある。

それをなんとか達成したい。。。