ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ11日目〜エチオピア編11〜

けさはソマリランド大使館に、かねてより要請されていた「200USドル」を渡しにいった。

が、しかし、日曜日である。やっていなかった。一応扉をドンドンしたが、警備の人が来ただけで「明日来てくれ」とのことだった。

仕方がない。

明日に出直すことにした。

 

 

 

 


さて、これからの行程だが、、、

 


明日、長らく滞在してきたホテルをチェックアウトし、まず、ソマリランド大使館へ200USドルを渡しに行く。

そして、そのあとはジブチへ行くべく、アディスアベバジブチ鉄道の走る“Furi-Lebu(フリレブ)”ステーションへ行く。アディスアベバから10kmほど南西に行ったところだ。明日はその近くで滞在し、駅に行って鉄道のチケットを買う予定。

どうやら奇数日に「from アディスアベバto ジブチ」偶数日に「from ジブチto アディスアベバ」というかたちで運行しているらしく、明日は偶数日なのでいずれにせよ鉄道には乗られず、明後日にジブチに向けて出発するという見込みだ。こちらとしても、明日はまずソマリランド大使館に行きたいので都合がよい。


つまるところ、明日がエチオピア最終日になりそうだ。

 

ジブチに行ったあとはソマリランドへ直行し、その気があればジブチへ戻るが、戻らない選択肢もある。そしてそのままタンザニアに行こうという予定が現状、立っている。

 


そのあとは、、、またのお楽しみに。

 

 

 

今日は久々にうまいカレーを食べた。

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なんでもエチオピアのインド料理屋のなかでトップランクの店らしい。バターチキンマサラを頼んだが、案の定、バターチキンマサラにしては辛かった。だが、全然問題ない。ものすごくうまかった。そこでも友人と今後の旅路についてあれこれ話をして、あっという間に食べ終えてしまった。帰ったらナンとかご飯とかたらふく食べたい。とにかく、色々食べたい。やはりちゃんと食べてちゃんと飲んで、そうすることで自分のからだは元気になるのだ。

歩いても、もちろん疲れるけれども、息切れや苦しさを感じることはなかったし、今日も暑かったがしっかりと歩けた。明らかに数日前の自分とは違っていたのをひしひしと実感した。

 


めし代をけちってはいけないな。

これも教訓である。

 

 

 

 


そしてその帰り、なんと、なんと!

エチオピア国内リーグの「エチオピアンコーヒーvsセントジョージ」戦がやっていたのである!

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うむ、もちろん、ぼくもわからない。

だが聞いてみたところ、今日はその試合中だったのだ。

まあすごい盛り上がりである。おそらくエチオピア人たちにとってサッカーは馴染みきったスポーツだ。誰でもやっているんだろう。皆がそれぞれのTシャツを着て、旗を掲げて、ハイエースに乗りながら車両を叩いてチャントを叫び、集結していた。試合中だったようでものすごい声援、圧力、そして甲高いブーイングの口笛が遠くに行ってもなお聞こえていた。

本当にものすごい盛り上がりだった。どちらかのユニフォームを着て一緒に応援したらどれだけの熱量になっていただろう。まあ、注目を集めたことは間違いないだろう。(笑)

しかしまあとにかく老若男女問わず皆が集まり、一丸となっていたのをみるとやはりスポーツは、というか、その地域においてみんなが見ていたり興じている娯楽の団結力はすごいな。くりかえすが、熱狂度が本当に凄かった!

サッカーファンなら一度はエチオピア国内リーグを生で見てみるべきだろう。

 

 

 

そんなこんなで今日もあっという間に夕方だ。

もう日本も日が変わるだろう。

世間ではゴールデンウィークが終わるらしいが、こちらはゴールデンスリーマンスだ。ゴールデンエラといってもよさそうだ。

 


やっぱりぼくの他にもう1人いると、計り知れないほど心強く、安心して、いろんな意味でラクになる。

3ヶ月というリミットがあるからこそ、ゆったりと、でもその国の雰囲気を感じて旅を楽しめている、そんな感じがする。

ぼくはまだ、誰がどうみても観光地とわかるような場所には行っていないが、それでも心身ともに満足している。