ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ7・8日目〜エチオピア編⑦・⑧〜

日本、改元おめでとうございました。

ちょうど日本で元号が変わった時、つまりエチオピアでの18時、ぼくはアディスアベバ市内で石鹸を買いに行ってました。

(令和改元の瞬間のぼくの見ていた光景)

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そこからがぼくの辛苦の時間になるとも知らず、、、

 

 

今回、一気に2日分まとめたのは、ズバリ「腹痛」が原因です。腹を壊しました。(笑)

 

 

 

昨日は令和元年の初日だったわけだが、ぼくは思いっっきり体調を崩した。

それは石鹸を買いに行って帰ってきてシャワーを浴びたおとといの夕方ごろから。

ジンジンと腹痛がはじまり、標高もあってか、頭痛も起きるようになった。

おとといから今までで、もうトイレには20回は行っただろう。

「うわぁ、、、帰りたい、、、!」

と思うくらい、昨日の朝は辛かった。アフリカの地で、ひとりで腹を壊すと、あそこまで一瞬で精神的にきつくなるものなのだな。

おそらく、節約のために食べものを取らなすぎたのである。たぶん虚弱体質になっていたのだろう。まずは食べろとこのブログで自分で書いた気がするが、なんという因果応報だろう。

その中で、シャワーが、水しか出なかったところを無理して頭を洗ったために、冷えが来てしまってからだがおかしくなってしまったんだろう。

 


昨日の朝、力を振り絞って朝食を食べた。(食べきれはしなかった)

ちゃんと、BBCで日本の改元についてニュースでやっていたのは見た。

そして昨日は再びベッドの上にずっと横になっている状態だった。

体調が良くなったら友人と合流したい。

友人は3日か4日にはアディスアベバに戻るとのこと。

もう少しの辛抱だ。

昨日の昼過ぎ、多少は痛みが引き、トイレに行く回数もだいぶ減った。それでもまだ腹痛は気づくとすぐそばにいた。また、いつぶり返してくるかわからない。

令和はお祝いムード、結婚する人もFacebookのフィードで見ているが、ぼくはひとり自分のからだと格闘していた。

 


汚い話になるが、変にトイレに行くのをやめようとするのがよくなくて、全部出し切ってしまうほうがこういう時の対処としては正解かもしれない。

ちょうど親から連絡が来ていたので「腹を壊した」と連絡したら水を飲め、全部出せ、人の手がついてないようなバナナとか食えなどのありがたい言葉をいただいたので、それに応じた。親は偉大だ。

 

 

 

そして今日に話は進み、今も部屋にいる。

お腹の調子は、水も飲み、バナナも食べ、トイレにも死ぬほど行ったので、だいぶ回復した。

ただ、下痢はおさまったのは確認できたが、腹痛は慎重にみなければならない。

いつ腹痛は襲ってくるかわからないからだ。これは、もう日本でも何度も経験していることなのだが。(笑)

 

 

 

気づけばもうアフリカに来て1週間経った。

この1週間でやっていることはだいたい“待つこと”なのだが、それでももう1週間経ったのかと思うと、長いと思いきや(いや、昨日は長いと思った。1分1秒が途方もなく長く感じた)、あっという間かもしれない。

 


おそらく、友人が戻ってくれば日はあっという間に過ぎていくことになるだろう。

やはりアフリカ経験者(しかも上級者)がいてくれるのといないのとでは、天と地の差がある。

今日も露店でバナナを買って、でっかいペットボトルの水も買って、余裕があればなにか飯を食べて、ゆっくり寝よう。といってもずっと寝ているようなものなのであまり実感はない。

 


今回思ったこととして、不健康な肉体でポジティブ思考をすることは大変難しいということだ。熱を出していたり、頭痛があったる、腹痛で下痢をしていようものなら思考など簡単にマイナスにすっ飛んでいってしまう。

「あ〜あ〜あと何日あるんだ?あ〜もうやだわ、帰ってお家のお部屋でねたい...」なんて何度思ったか。ただ、わりと回復してきた今なら、こう思える。「もう1週間経ったか。あと12週間か。これからもあっという間な気がする。何が起きるのだろう。たぶん、この機会はまたとないぞ、がんばろう」と。

 


健康な肉体があることが、ポジティブ思考を生み出し、そして少なくとも自分にとって善い精神を生み出すための何よりの源泉なのだと改めてわかった。

そして、別にぼくは、特別、からだの強い人間でもないことも改めて痛感した。

どこかで自分のことを「特別視」していたふしはあった。自分が特別であると考えることそれ自体を、ぼくは悪いことだとは思わない。なぜならみなひとりひとり特別な存在だからだ。(ヴェルタースオリジナルのじいさんみたいになってしまったが)

でも、それをいいことに図に乗ってしまうことはよくないと思った。ぼくは特別だぞ!なんてふんぞり返った結果がこの不健康である。

ちゃんと自分のことをかえりみて、身の丈にあった行動をしなければならないと悟った。

食べるときは食べる。休むときは休む。

旅の最中であるならば、からだについてはより慎重に見張らなければならない。そう思った。

 

 

 

さあ、おそらく1、2日はまだひとりだが、実はそんなこんなで日を過ごしているともう10日経つことになる。9分の1は終了することになる。いろんな意味で、いい経験はできている気がする。少なくとも、普段の日本での生活のありがたみは、特に体調を崩してから、もう夢にまで見るほど実感している。

 


さあて、もうすぐ別の国に行く時間がやってくる。

これまた、一瞬で時間が過ぎるんだろうな。

 


さあ、どうなることか!