ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ25日目〜モザンビーク編⑤〜

問題「モザンビークに雀卓はあるか」

 

 

 

 

答えは◯だ。

f:id:daikikono:20190520081633j:image

モザンビークには雀卓がある。

ゴリゴリのチャイニーズレストランがあり、そこにはゴリゴリの雀卓があった。草である。

f:id:daikikono:20190520081724j:image

f:id:daikikono:20190520081741j:image

ご覧のとおり、江蘇省にでもきたかと勘違いしてしまう。ド円卓である。

f:id:daikikono:20190520082000j:image

ちなみに麻婆豆腐を食べた。少し中国的なにおいがあったが、それがまたよかった。

 

 

 

モザンビークまで来れば、アフリカでも麻雀が出来ることがわかった。

 

 

 

 


さて、今日はモザンビーク島を朝に出て、同時に今まで一緒にいたバックパッカーのオーストラリア人、フランス人カップルと別れた。またどこかで会うかもしれない。というか、会いたい。

 

 

 

数時間のバス移動を経て、ぼくらは再びナンプラのバックパッカー宿に着いた。途中、はとバスみたいなでかめのバス(NAGI INVESTMENTというモザンビークのバス会社。NAGIはナジと読む)でエクスペンダブルズ2がやっていたが、終盤の、チャックノリスが出てきたあたりで到着してしまい、映画見たい欲がただ高められただけだった。焦らすな!

さておき、今いるのは2日前に滞在していた宿。しかも同じ部屋、ぼくにいたっては同じベッドだ。笑

というのも、ここが居心地がよいのと、ここくらいしかナンプラで頼れる宿がないからである。

ぼくらが着くと、また新しい旅人がいた。スイス人の男性。パンツいっちょで出迎えてくれた。彼もアフリカをぐるりしているらしく、タンザニアで出会ったドイツ人男性と一緒に旅をしているのだそうだ。いいな、そういうの。やってみたい。

 


そして、それはもしかしたらやれるかもなのである。

 


というのも、友人と話をしていたところ、どうやら6月から最後の大イベント、キリマンジャロまでのおよそ1か月は別行動になる感じである。ぼくはというと、その間、南アフリカを堪能しようかと思っている。もちろん、喜望峰までの道のりをずーっと陸路で進んでいき、そこから徐々にヨハネスブルグに向けて戻っていく、という流れ。

 


キリマンジャロキリマンジャロ空港から行く。が、キリマンジャロに行く前に、タンザニアダルエスサラームにあるザンジバル島というこれまたビッグなバカンスエリアがあるのだが、そこに行くかどうか決めあぐねている。

いずれにせよ、アフリカファイナルステージのキリマンジャロに行くにはヨハネスブルグからの飛行機に乗る必要があるので、数日後に南アフリカに着いたあとはケープタウンに行って、そこからヨハネスブルグに向けて海岸線をぐる〜りとして1ヶ月過ごそうかと考えている。

 

f:id:daikikono:20190520081927p:image
位置的にはこんな感じだ。

ヨハネスブルグに着いてから一気にケープタウンへ行き、そこから海岸線を通ってヨハネスブルグに戻るという予定。


南アフリカでの宿はもちろん安い宿を選ぶ。となるとだいたい、バックパッカー宿的な、ドミトリー的なところになるわけである。そこで泊まっている人と一緒に南アフリカを横断、、、なんて想像をしてみたりなんかするわけである。


まあ、それはその時に運次第で決まるから今考えてもしょうがないので、それまでとっておこう。

さて、バックパッカー宿では新たにスイス人とドイツ人と出会った。そして、夜7時ごろ、さっきまで一緒だったオーストラリア人の彼が帰ってきた!部屋も一緒で安心だ。

 


明日から、バスの旅に出る。

明日はナンプラからモザンビークの首都、マプトまで行く。距離にしてだいたい1500kmかそれ以上。そして先ほどバスチケットを買ったのだが(3100メティカル≒5000円くらい)なんと所要時間はおよそ40時間。

あす、月曜日の朝3時30分に出て、火曜日の夜8時ごろに着く予定らしい。

スーパーバスタイムである。めっちゃいい風呂の時間ではない。40時間バスに乗る行為である。

 


今日はなんとなく、このアフリカ旅におけるひとつの区切り的な感じになった。いろいろと移動で苦戦したり、ドル集めで苦戦したりしたが、今回のマプト行きのバスを最後に、これ以降で宿探しや移動手段の探索で悪戦苦闘することはなさそうだ。南アフリカはそれくらい、環境が整っている。もう困ることはおそらくない。

オーストラリア人もマプトに行くみたいだが、バスでの移動はあきらめて、電車での移動に切り替えたみたいだ。チケットを明日にでも買いに行くらしい。また、どこかで会えるだろうか。そんな淡い期待を持ちつつ場所を転々としながら旅をするのはなんとも言いがたい感情を生む。一緒にいたいがもう“偶然”会うことはおそらくできない(計画して会うことはいくらでも出来る)歯がゆさと、でも各々の旅路を全うする不干渉の関係、RPGのような、それぞれに目的があるも方向性が同じだから一時的に一緒になるというさながらビジネスパートナーのような関係。不思議だ。非日常的である。もしかしたらこれは旅の醍醐味でもあるのかもしれない。

そんなことを思った日だった。

 


実はもうあと2時間ほどでバスの時刻なのだが(現在夜中の1時過ぎ)、実はバックパッカー宿に泊まっているオーストラリア人、そして今日戻ってくるらしいフランス人カップルに向けて慣れない手紙を書いていたら、こんな時間になってしまったのだ。

もう時間もないが、少しでも寝て体調はととのえておきたいところである。

 


この大移動を終えると、これまた一気に全然違ったアフリカを感じられるようになるだろう。

 


次章の幕開けである。

 

f:id:daikikono:20190520082322j:image

ちなみに今日、人生で初めて軽トラの荷台に乗って移動した。