ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ60日目〜タンザニア編④〜

昨日のクラブがどっと疲れを生み出したようで、今日は11時くらいに起きた。

いやしかし、今日が日曜日であることをすっかり忘れていた。旅行中は、本当に曜日感覚を失う。

いや、むしろ曜日の感覚というものは、本来無くてよいものなのかもしれない、とも思った。

日本だと、日曜日は街中が混雑してガヤガヤするが、タンザニア、もといぼくが見てきたアフリカだとそうではなく、むしろ日曜日は人通りが少なくなる。平日だとストリートには露店がずらーっと立ち並び、どこもかしこも人、モノ、店という感じでごった返す。歩くだけでひと苦労くらいの感じなのだが、日曜日だと店はなく、人もたいしていない。結構な差を感じられるくらい、違うのである。思うに、ビジネスと生活のエリアが同じなのだろう。日本だと、大手町で仕事をして、休日も大手町には行かない。彼らは、住むところがビジネスのエリアであり、同時に生活のエリアでもあるのだろう。

加えて、モシ付近は小さな村が点在していて、少し行ったところ(70kmほど、とそんな近く感じないが)にはアルーシャという大きめの街もあり、そこからモシまで来て仕事をしている、という人も多いようだ。

平日でも夜になると一気に閑散とする。光も少なく、車のライトで目をつぶりたくなるほど暗い。(これも余談だが、夜の車は結構ハイビームをつけていて、それもあってめちゃくちゃまぶしい)

 

まあ、曜日感覚がないことによる弊害はユニクロの週末セールを見逃すことくらいだろう。

 

今日は午後3時過ぎに、キリマンジャロ登山で使う予定のツアー会社(会社といっても、道路に面したドアのない建物で、10畳くらいの大きさの店構えの質素なものだ)に行って、現金で支払うぶんの精算を先に行うことに。

と、行ってみたが、もしかして日曜日だからやっていないのではとも思ったが、やっていた。入るとニコニコとしたデカめのおっさんが出迎えてくれる。何を隠そう、ツアー会社のボス、マタタ氏だ。(マタタツアーという会社名だ)

今回のツアー、チップは含まずに1025ドルで行ってくれる。そのうち、300ドル分は現金でないといけないらしい。食料やレンタルなどの「実費用」として必要なもののためとのことだった。たしかに、全部カードでやっちゃうと現金がないぶん、身近なビジネスでは困ってしまうな。

ということで、先に払った100ドルを除いた200ドル分をタンザニアシリングで支払うことに。

こういう時、つまり、アフリカいおいて異なる通貨を使おうとすると、必ずと言っていいほど異常なピンハネをされてしまうのが常なので心配していたのだが、杞憂に終わった。

200ドルはタンザニアシリングでだいたい460000シリング。

彼は458000シリングを提示。その瞬間のレートは459000シリングくらいだったので、忠実なレートを提示してくれたのだ。

なんという親切な。その証拠に、このツアー会社を使った人らによる記録ノートがあったが、どれも高評価ばかりだった。

そんな感じで、面倒な支払いも先に済ませて、残すはカード払いとチップだけである。まあ、チップをあらかじめ考えてしまうのは、お門違いだろうか。(笑)

 

日曜日、あまり人通りがないと思ったし、書いたが、場所による。

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これはモシの中心地にあるバス停だ。ちなみに、この後ろにも同じような規模のバス停がある。にしてもトヨタハイエース祭りだ。

たぶん、「人生で最もトヨタハイエースを一度に視界に入れた瞬間」としてぼくの中の記録と記憶に残る。

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そしてこれはそのバス停に囲まれたチケット販売所および商業複合施設。この写真はその施設の2階から撮った。ずっとザワザワしている。

 

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歩いていると、バス停に止まる車の中に和歌山市消防局の車もあった。乗っている人はたぶんみんなタンザニア人だったが、もしかしたら和歌山市民だったかもしれない。

 

 

今日もだらだらとして過ごした。

リラックスすることは大事だ。

にしても、マタタツアーのオフィスのイスに30分ほど腰かけていたが、彼らは何もせず、スマホを見ながらただ座っていただけだった。途中、外の喧騒が少し聞こえたり、バイクが通り過ぎるくらいで、素晴らしい日曜日の過ごしかただなあと感じてしまった。

 

明日は少しコーヒーショップなどにも脚を伸ばしてみようか。どうせキリマンジャロ前まで来たのだし。

よし、そうしよう。

 

ちなみに、マラウイで買ったサンダルの左足、指の挟むところが切れてしまった。歩けるが、歩きにくい。

明日はちゃんと歩くということで、靴を履こう。