ひょんなことからアフリカへ

ひょんなことからアフリカへ行くことになった男がアフリカから日本に帰ってくるまでの日々を描いた日記。

アフリカ67日目〜タンザニア編11〜

あぁ、ついに今日を含めてあと10日。

そして、今日は6月最終日。4月の下旬からアフリカに渡り、気づけば日本に帰らずして5月、6月をまるまるアフリカで過ごしてしまった。きつい行程もあったが、というかきつい行程ばかりだったが笑、気づけば、、、である。

7月はチャレンジだ。やることはひとつ。そう、アフリカ最高峰のキリマンジャロだ。


明日には、いまヨーロッパにいる友人と再び合流する。そして明後日、ついに出発だ。明後日出発である!文字に起こした途端、どきっとした。もう明後日の話である。再来月や来月の話ではない。正直、あまり実感がない。どきどきしている。目の前に待ち焦がれたキリマンジャロがあるのだ。高山病などのリスクにも目がいくが、それ以上にどうなるのか、飛び込んでみたいという単純な好奇心が勝つ。ここまで来て、まるで1日目のような新鮮味と緊張感が再来する。普段味わうことのない感覚だ。

 

まあそれはいいとして、今日はまずルームメイトと近くのローカルマーケットへ。活気にあふれる市場のような感じで、実にいろんなものが売っている。

今日はそのまま街とは逆方向にある田舎町の方へ。フランス人ルームメイトの考えで行くことになった。なんでも彼、明日から1ヶ月間モシでNGO的な活動をするらしい。すごい。

その下見的な意味も込めて、ラウフォレストという森林ゾーンに行くことになった。

そして、そのラウフォレストのツアーがある家にたどり着いたのだが、なんと今日はお休み。家の主人が出迎えてくれたが、ダメらしい。残念。

しかし、そこには主人に加えて3人のフランス人が。トゥールーズの大学生で、6週間のインターンシップに来ているのだという。さぞよい体験をしていることだろう。

結局、今日もこれにてやること終了になった。

ちなみに、道中でムシカキを食べた。

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やっぱり迫力がある。うまさも2割増しだ。

 

そのあとはホテルに帰り、しばらく休憩。どうせなのでと、この前歩いたよき散歩道をもう一度歩くことにした。

ちょっとキリマンジャロの練習的な意味も込めて、ペースを乱さずに、歩くことを心がけて。ゆっくりと歩きつつ、水を飲みながら。それにしても、なんという天気だろう。キリマンジャロはいつにもまして美しい。素敵な午後を過ごせたと思う。
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夕方だろうが日没だろうが、価値がある景色をいつでも見られるモシはちょっと長い滞在にも向いているかもしれない。あえてバックパッカー宿に1ヶ月間ほどいるのもありだ。現地人ともコミュニケーションできれば、観光客とも付かず離れずのコミュニケーションが取られる。

まあ、次回にしよう。

 

結局2時間ほど歩き続けた。不思議と脚は疲れなかった。ペースの一定性と、基本的に同じ歩幅でゆっくりと歩くことがスタミナの温存につながったのだろうか。しかし、かなり奥まったところまで歩いていったもので、ほぼ真っ暗ななかをしばらく歩いて帰った。

途中からバイクタクシーことピキピキに乗って帰ったが、まあ気持ちよかった。あれに乗るためにあえてどこかまで歩いていって、ピキピキで帰るというのもひとつの観光になるかもしれない。バイク観光はちょっとよいかもしれないな。

 

で、一瞬でホテルへ戻った後は、お腹も空いていたので外をふらつくことに。

しかし目につくのはやはりムシカキ。焼き牛である。そしてポテト。あぁ、魅惑的だ。

ということで結局ムシカキ4本とポテトを購入。4500シリング。

その後は、何度か行っているシュクランカフェ(シュクランはアラビックのありがとう)でチョコレートミルクシェイクをテイクアウト。これが5000シリング。シュクランカフェはソマリア人らが経営していて、みんなかなり親切である。

で、そこに小さなスキンヘッドおっちゃんがスタッフとして常駐しているのだが、そのおっちゃん、今日はアメリカ国旗のネクタイをしていた。それがとても可愛かった。

で、おもしろかったのは帰り際、レジカウンターにいたにいちゃんが「帰り際にはこうするんだよ」といってそのアメリカネクタイミニスキンヘッドおっちゃんの頭をバチンと叩いた。あの、去年のM1グランプリに出たトムブラウンのツッコミ方みたいな、手で頭をつかむような感じの叩き方。

それで「おまえもやってみろ!笑」というものの、「いやいや失礼だよ」と言ってたら手をつかまれてそのまま頭にバチーン。おっちゃんも終始爆笑していたので、まあおもしろければよかったか、という感じで「また明日!」と言い残し、お店を去った。

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にしてもこの景色はキリマンジャロ並みに美しい。また別の角度で魅惑的だ。

 

今日も快晴だった。そしてかなり暑かった。

明後日(ほぼ、明日だ!)からしばらくはよい天気に恵まれてほしい。心からそう願う。

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この空のように。