アフリカ66日目〜タンザニア編⑩〜
今日は、観光らしいことをした1日になった。
今朝、同じ部屋の観光客らと一緒に観光地の「Kikuletwa Hotsprings」に行くことになった。
ホテルからは20kmほどあるので確実にアシが必要になる。
モシのバスステーションに行った途端、関取の稽古の如くタクシードライバーがやって来る。で、結局そのうちのひとりにホットスプリングスまでの行程を任せることに。
そんなに遠くないだろうとタカをくくっていたのだが、これが大誤算!(ゴチ風に)
まあ実際は1時間くらいだったのだが、そのうちの40分が砂の道だったのだ。要は、デコボコ。砂煙もあがる。
一見平坦でも、車に乗っていると全然違う。もうガシャガシャだ。
、、、この感じ、久しぶりである。
記憶のどこかで、そして身体が、「ソマリランドからジブチへの道のり」を思い出していた。最強のデコボコ道。メトロノームくらい揺れ続けた15時間30分。それに比べればなんてことないが、あくまで比べたら、である。今、この瞬間、ぼくはきつい。
もう正直、未舗装道路は一律走りたくない欲がある。
デコボコ道はこりごりである。吐きそうな衝動に駆られる。これらの体験は強烈で、ぼくを車嫌いにさせている。
そんな感じで「うぅ〜、、、」となりながらもようやく到着。
ちなみにタクシー代は往復で65000シリング。3人で割ったので、まあ、って感じだがそれでもミニバスなどに比べれば高い。しょうがない。
で、着いたのがこんなところ。
ホットスプリングスというが、別に温泉のようなアツアツのお湯ではない。
常温より少しあたたかいくらいのプールという感じで、泳いでいるとあたたかく感じるくらいである。
ターザンロープみたいなのもあり、一発目にそれを使って飛び込んだら思った以上に深く、あと、水に入るのが久しぶりだったため溺れかけた。危なかった。
そのあとは背泳ぎの状態でプカプカと、仰向けで平泳ぎっぽい感じで優雅に泳いだ。いやぁたのしかった。しかし疲れた。幸い筋肉痛はない。やっぱり水泳は身体のリハビリにはもってこいかもしれない。
昼は卵とじポテト。うまかった。こういうジャンキーなのがよい。
犬もいた。しかし、完全に人間に怯えている様子で、いたたまれなくなってしまった。
で、16時ごろまで遊んで疲れたので、帰ることに。
17時過ぎにホテルに到着。それとほぼ同時に、しばらく一緒にいたアメリカ人ルームメイトがアルーシャ(モシから70kmほどの隣街)に行くということで、お別れをした。またモシに戻ってくるとのことだが、たぶん時期的にぼくはキリマンジャロにいる。
しばらくしたあと、新たに昨日からルームメイトになったフランス人が「夕日を見たい」というので、夕日を見に行った。
モシからはキリマンジャロが近いが、肝心なのは「毎日キリマンジャロ全景が見られるわけではない」ということだ。
富士山でも同様だろう。
「あぁ〜今日はくもりだわ」なんてことはよくあるはずだ。キリマンジャロならばなおさら。
ここまで綺麗に見えたのは、モシに来て10日目で初めてだ。
今この記事を書いているのはすでにこの日の翌日(つまり、また書いている途中に寝てしまって翌朝になってしまった)なのだが、今日もよく見える。
朝日とともに見る雲ひとつないキリマンジャロは最高だ。
これはぼくの泊まっているホテルからの景色。これで1泊500円ちょっとだと思うと、、、感激である。
さあ、もう終盤だ。
ちょっと、モシの居心地がいいと思っている。